| HOME | GOLF | TRAVEL | DESIGN |

NEWS
Twitterメインで行きます。気が向いたら更新されるかもしれませんけど、ブログが更新されることは期待しないでくださいね。

2010/10/19

2010/06/20

チカン被害体験:当日編

注意:ここに書いていることは、法律的に正しくない可能性もありますのでご注意ください。参考情報としてご覧ください。法的知識が全くない私が体験し、警察署の刑事さん、検察庁の捜査官、面会した弁護士から聞いた情報と、インターネットで調べた内容をまとめています。

被害届を出すとは
端的に言うと、被害届を出すことは相手を犯人(容疑者)として扱うことになるそうです(警察官より)。より一般的な意味は、こちらをご覧ください。

その人が犯罪者になるかどうかの判断の最初の権限があるという、とても重大な判断だと一瞬にして感じました。

私が今回、被害届を出そうと思った一番の理由は「あんまりいい人ではないようですよ」と警察官が言ったひとことです。前科があるとか常習者だとか、明言はされませんでした。緊張の中そのひとことで考えが変わり結論が出ました。今後、他の被害者がでないためにも、もっと悪質な被害者がでないためにもと思い、きちんと記録してもらおうという考えで、私は被害届を出すことにしました。

本来自分が被害にあったその1件で判断すべきことだからその人が過去に何をしているかどうかは、私の判断基準になっていはいけないのだと思います。それもあってか、現場の警察官もはっきりとは言いませんでしたし、そのあとの取り調べの時も、似たようなことを言っていました。裁判になったときにはじめて、検事や裁判官が判断することなのでしょう。

しかし、被害者自身も今回1件の当事者ではなく社会の一人です。もっと悪質な事件の被害者がいたとしても、捕まえることができなかったり被害届が出せなかったりというケースは多くあると思います(友達に聞くと、ほとんどの人が1回か2回はそんな経験をしています)。運良くか(悪くか)捕まえることができたのだからきちんと議論して判断してもらったほうがいいのだろうと思いました。

人間違いをしていないこと
今回は、お尻を触っているその手を掴むことができてしまいました。手を引っ込めたり逃げようとは全くしていませんでしたので、確かに触っていた本人です。本人かどうか確信が無かったり、やっていないと強く否定されたらまた状況は変わっていたと思います。

おかしいのが電車を降りたあと。駅事務所へ行くまで、一人のスーツ姿の男性が捕まえてくれていたんです。で、どどどどっと数人の駅員がきた時にひとこと、「どちらの男性ですか?」と。おいおい。でも確かに、犯人は逃げるそぶりも無いし、スーツ姿のサラリーマンの痴漢も多いようだし。その朝の通勤の貴重な時間を割いてくださった方には深々とお詫びとお礼を伝えました。

みなさん、人間違いには気をつけましょう。されないように、しないように。

取り調べ・事情聴取で何をするのか
どちらの言葉も同じことのようです。取り調べの方が、犯罪者っぽいですが、被害者の場合にも使うようです。

これ、時間がかかります。場合によるとは思いますが、私の場合は5時間かかりました。最初は1, 2時間だろうと思っていたら甘かった。でも、時間がかかるからといって、諦めたらいけないんでしょうね。

これらを口頭で言うと、取り調べにあたった警察官が書類にする(私が書いたかのような一人称で記述)この書類作成にとっても時間がかかりました。
  • 氏名、住所、年齢、職業、身長などの基本情報
  • 時間と場所を正確に(何時にうちを出て駅に着いて、何両目に乗ってとか、そんな普通じゃ覚えていないようなことを思い出さなければいけない....)
  • その日電車に乗った目的
  • チカン行為の詳細(どんな感じに揉んだとか、さすったとか、避けようとしてもしつこかったとか。ちょっと変だけどね、悪質さの指標のために大事っぽい。)
  • どう嫌な思いをしたか(金銭のように数字では計れないけれど、どれだけの迷惑をかけたのかをはかるためには、被害者がどう感じたか、これも大事らしい。それが迷惑行為防止条例の目的だったりするのかな。)

  • 現場の位置関係を図に書く(その紙切れは)被害届に添付されました。

写真を撮影
  • メモリの横に立って身長(被害者の顔が見えないように後ろ姿で)
  • 履いていた靴(距離が物理的に可能かどうかのためなのか、身長に関してはとっても丁寧でした)
  • 現場を再現して撮影。犯人と同じくらいの背の警察官が犯人役、マネキンが私の役。で、それを「こんな風でした」という意味で私が指を指したすがたを入れた写真

  • 犯人の氏名を聞かされ、知り合いかどうかの確認
  • 出来上がった書類に捺印
  • 着ていた服を棄てないようにとの指示
  • 警察官の名刺をうけとる

5時間の取り調べでは、こんなことをしました。

その日私はたまたま、印鑑と朱肉も持っていたので、その場で作った書類に捺印しました。持っていなかったら、場合によっては印鑑を持ってきてほしいと連絡がきたっぽいです。検察での対応方法次第なのでしょうかね。

服を棄てないようにとは、犯人がもし否定にねがえったときに、物理的な証拠として提出しなければならない可能性があるそうです。人の手には触った生地の極微量の様々な繊維が付いているらしく、犯人の手からは繊維を採取しているから私の服とつき合わせれば証拠としてすぐに使えるそうです。ほぉーーー。

そうそう、わたし、そのとき無職だったんです。山田花子、35歳、無職。みたいな、ね。でも会話の中で私がそんないい加減な人じゃ無さそうと思ったのか、もともとどんなご職業でした?などと聞かれました。書類の身元欄はもちろん「無職」なのですが、詳細を記述する文章の中で翌週から会社員予定、的なことを書いてくれました。内定もらっていてよかった。社会的信用って、こんなとこでも求められるんですね、

おまけ:逮捕者とは
2種類の書類に捺印をしました。1通は、本来の題名はもっと複雑だった気がするんですが、被害届。メインの書類ね。もうひとつは、これも題名は忘れてしまったのですが、私が逮捕者です、っていう書類。へぇーー。

確かに、周囲にいた人が捕まえてくれて、それを届けてくれるケースもあるでしょうからね。

でも、警察官以外にも、人を逮捕する権限ってあったんだ。あとで調べてみると、現行犯に限って、一般市民にもあることを知りました。(調べたウェブサイトが見つからない....)


で、取調室は、いかにもな場所でした(笑)。灰色の事務机に、クリップ式の電気スタンド、背後には灰色のキャビネット。扉はきちんとあるのですが、廊下の突き当たりにパーティションで作った簡単な部屋なんです。場所が足りなくてそこに追加したのでしょう。おかしいのが、人が時々出入りして、PSかEPSとか書いている戸を開けたり閉めたりするんです。中に電話線なんかがあるはずの戸を。多分、荷物入れに使っているんですね。普通の会社がそんなことしたら、ビルの管理会社か電話会社どっちかに、しかられますよね。(でもさ、さすがに警察も、オレ様ルールはダメなんじゃない?安全のために。)とても忙しくて、使える予算も少なくて、その辺の会社員よりも大変だとは思いますが。

あともうひとつ。腰紐を付けた人って、見たことありますか?暑かったこともあり、その取調室では戸は開けたままだったんです。そして、そのすぐ横が少年犯罪かなにかの部署で、取り調べの終わり頃、ほんの2, 3メートル先で若い男性が、青い紐につながれて警察官と一緒にその部屋に入って行くのを見かけました。どきっとした瞬間でした。話しかけると、担当の警察官は、もういつもの見慣れたもののようでしたし、私が捕まえた犯人も、移動のときにはその姿のようです。そうかぁ....。なんか、象徴的な姿で、これまたちょっと切なかったです。

2010/06/19

景気と犯罪

今日はちょっと堅苦しいタイトル。通勤の電車で痴漢に遭いました。ま、ぺぺっとお尻を触られたくらいで、全然対したことなかったんですけどね。でもいろいろ考えさせられちゃいました。

(リアルタイムに書くのは気が引けて、ちょっと前のことです)

概要
  • 電車でお尻を触られました
  • 何気なく確認したら、犯人を捕まえることができてしまいました
  • 駅事務所へ行って、警察もきました
  • ちょっとしらやりとりもあり、被害届を出すことになりました
  • 警察署へ行き取り調べ、5時間も(こっちのほうが迷惑と、言えるような言えないような....)
  • 取り調べにあたった警察官から名刺を貰いようやくおしまい(かと思いました)
  • 数日後、検察庁の取調官から電話がありました、犯人の弁護士が謝罪のために連絡したいと
  • 何度かの電話のやりとりの後、弁護士事務所へ行って話を聞きました
  • その数日後、再び弁護士事務所へ行きました

多分もう、これでおしまい。一件落着。

それぞれ、たった1行で書いているけれど、もーーなんか、いろいろありますわ。や、たいしたこと無いんですよ。でも始めての経験だし、法律とか犯罪とか慣れないことだし、調べて知識も付いて貴重な体験をしました。犯罪そのものの程度はもちろんだけれど、犯人や被害者の状況によって、対応方法がみんな違うんだということも身をもって体験しました。似た経験をした人、もっと大変な経験をした人っていると思うんですけど、なかなか情報ってないものなんですね。

詳細書いてみようかな。(知りたい人っているのかな。)



いくつか私なりに感じたことをいくつか挙げてみます。

景気と犯罪
思ったんです。ニュースや一般的な感覚として、景気の低迷と犯罪の増加に関連性があることは分かるけれど、そんなマクロな話ではなくて、ミクロでそれを経験しました。今回の犯人は、無職の人だったんです。つい4月に仕事が無くなって、こんなことをしてしまって、どうにもならなくなってしまった。寮付きのお仕事だったそうで、仕事が無くなり、住むところもなくなり、所持金は2万弱。

所持金て、お財布に入っているお金のことじゃなくて、全資産がそのくらい、と。うーーん、切ない。

見た目はそんな変な人ではなかった。会社員風の格好ではなかったけれど。仕事も無くなって、どうしよっかなーと思い、ついやっちゃったのでしょうか。(気軽に痴漢されても困るけどね)しかも、今回が始めてではないらしいのです。

余分なおせっかいだけどね、これで罰金だけじゃなくて懲役になってしまったら、さらに仕事に就きにくくなるだろうし、悪循環になってしまうのではないかと思いました。懲役って、本人の生活や気持ちを立て直す将来のためのものじゃないんですよね。やってしまったことへの償いであって過去の清算なんですね。この社会の仕組みは変えられないけれど、とても考えさせられてしまいました。そして、そのために検事や裁判官などが会話をして、人間の目で判断するんだと思いました。(弁護士は、また微妙。今のところの私の意見では。)


関係者が増えると大事(おおごと)になる
正直、ちょっとお尻を触られたくらいなら、私のことだったら電車を降りて会社に着く頃にはすっかり忘れてしまっていたことでしょう。今回も、そんな程度だったと思います。でもね、駅事務所に行って、警察にも行って5時間も取り調べを終えて警察署を出たときには、なんか、それ以上にとっても悪いことをされた気分になりました。

そして、本人よりも周りの人が深刻に受け止めているということも。この話をした時の女性の友達の反応と比べると、私がけろっとし過ぎなことは否めませんが、犯罪は犯罪なんだと思い知らされました。痴漢も明らかに犯罪だし、さらに、他の犯罪と比べても再犯の可能性やエスカレートするケースが多いそうです。そんな例をたくさん見ている刑事さんや検事さんは、厳しい目で見ていたようです。


今の自分の状況に感謝
私も地方出身で都内に住んでいる者ですが、幸いにして仕事に就いて経済的にはそれなりに安定しています。自分の出身地を離れてまで都市部で働くというのはどういうことなのか、改めて考えさせられました。そんな大きな覚悟をしてここに住んでいる訳ではないけれど、恵まれていることに気づきました。



気が向いたら、詳細を書くかもしれません。

ではでは。

2010/06/13

大変居心地が悪い

先週から、うちのアパート、外壁工事をしているんです。

かなりボロのうちのアパート、外壁工事と聞いた時にはとてもありがたいと思いました。もちろん内装は改装がしてあって、壁も塗り替えられたりしているのですけど、何をしても外はきれいにできないので。(あ、おそらく1回は以前に外壁工事をしてあります。)

しかし、まだ始まって1週間ほどで、外壁の工事どころか工事のための掃除しかしていないのですが、生活に支障があり過ぎです。

朝落ち着かない
平日、時々朝シャワーを浴びるのですが、落ち着かない。裏のベランダ近くにお風呂があるのですが、外で作業をしている声がして、落ち着かない。うち、三階建ての三階なんですけどね。

風が入らない
足場が組み上がって、保護幕がかかっているので、窓を開けても風が通らない。今週はい暑い日が続いたので、ちょっと辛かった。

土曜の朝からにぎやかくて寝られない
先週はとても忙しい週で、とても疲れていたので、土曜日はゆっくり休むつもりでした。そうしたら、朝8時半前でしょうか、寝ているすぐそばの向こう側から、ぷちっ、パリパリ、っと音がします。本当、小さな音だったんですけど目が覚めてしまいました。そうしたら、ばりばりばりぃーー!!っと、ビニールテープをはがす音。もーー、寝ていられません。平日でも9時からだったのに、なぜにそんなに早いの?

窓はおろかカーテンも開けられない
9時からバリバリ作業が始まったので、そのための下準備だったようですが、ちょっとね.....。こうなるともう、寝ていられません。外壁の高圧洗浄をしているらしく、窓も開けられません。で、隙間から水がしみたり飛んできても嫌なので、カーテンは閉めたまま。磨りガラス風で中が見えない窓だけれど、近くを通れば人影程度には見えるでしょうし。


そのあと、あまりにうるさいので9時前には起きました。でも、もーー疲れていて、しばらくしてから再びベットに戻って2時間くらい二度寝。朝ご飯(らしきもの)を食べて、それでもカーテンを開けて朝日を入れられる訳でもなく、窓を開けて風を入れられる訳でもなく。そのあとまたソファで三度寝。ちょっとネットで遊んだと思うのですが、もう何をしたかも覚えていませんが、2時頃だったと思いますが再びベットへ。起きたのは5時。これでようやく人間にもどれました。

ちょっと買い物とか用事があったので、そこから外へ出ました。


洗濯ができない、窓が開けられない?
帰ってきたら、ポストに工事の案内が入っていました。先週平日の時点から、洗濯物を外へ干すのは禁止されてはいたのですが、来週から2週間ほど窓が開けられないとかなんとか、そんな案内が入っていました。えぇーー!それはないでしょ。うち、そんな古いアパートなんで洗濯機がベランダなんです。窓が開けられないということは、窓を開けて風を通せないだけではなく、洗濯ができないことも意味しています。(明日、工事業者さんへ電話確認する予定です。塗装のための”シール打ち”とかいう作業と書かれていますが、開け閉めはできるのかもしれません。)

洗濯機がドロドロに汚れてる
そして今日。お洗濯をしようと思ったら、そのベランダに置いてある洗濯機に汚れた水しぶきがどっさりついて乾いたらしく、小さいカスみたいな汚れがびっしり。おぉ〜〜!!確かに、壁を掃除するのがおいちゃんたちの仕事かもしれんが、もうちょっと住人のことを考えてほしいなぁ。洗濯機用のホースを外す訳にも行かないので、水を汲んではじゃばーっと外も中もお掃除してから洗濯開始。

事務所と間違えられる
そうそう、そう言えば今週。毎朝、うちの階段をダンダンダンダンとにぎやかく上がってきて、玄関の戸をガチャガチャガチャと開けようとする人が、1日1人はいました。どうやら、うちの下の2階の空き部屋を、工事の事務所がわりに使っているようです。1,2ヶ月前から微妙な人の出入りがあって、それは気づいていたんだけれど、工事が始まってみたら、おいちゃんたち、間違えて3階まで上がって来る。もーー、安心してシャワーも浴びられない。


工事は、7月末までかかるらしいのですが、まぁその仕上がりを期待して待ちます。でも、いろいろ我慢しないと行けないみたいです。

玄関の戸に張り紙しようかと思っていたんだ。「個人宅、人が住んでます。」とね。いかにも嫌みっぽいかな。先週も、朝会社へ行くとき、階段を降りたら作業の人達と顔を合わせたんだよね。