(リアルタイムに書くのは気が引けて、ちょっと前のことです)
概要
- 電車でお尻を触られました
- 何気なく確認したら、犯人を捕まえることができてしまいました
- 駅事務所へ行って、警察もきました
- ちょっとしらやりとりもあり、被害届を出すことになりました
- 警察署へ行き取り調べ、5時間も(こっちのほうが迷惑と、言えるような言えないような....)
- 取り調べにあたった警察官から名刺を貰いようやくおしまい(かと思いました)
- 数日後、検察庁の取調官から電話がありました、犯人の弁護士が謝罪のために連絡したいと
- 何度かの電話のやりとりの後、弁護士事務所へ行って話を聞きました
- その数日後、再び弁護士事務所へ行きました
多分もう、これでおしまい。一件落着。
それぞれ、たった1行で書いているけれど、もーーなんか、いろいろありますわ。や、たいしたこと無いんですよ。でも始めての経験だし、法律とか犯罪とか慣れないことだし、調べて知識も付いて貴重な体験をしました。犯罪そのものの程度はもちろんだけれど、犯人や被害者の状況によって、対応方法がみんな違うんだということも身をもって体験しました。似た経験をした人、もっと大変な経験をした人っていると思うんですけど、なかなか情報ってないものなんですね。
詳細書いてみようかな。(知りたい人っているのかな。)
いくつか私なりに感じたことをいくつか挙げてみます。
景気と犯罪
思ったんです。ニュースや一般的な感覚として、景気の低迷と犯罪の増加に関連性があることは分かるけれど、そんなマクロな話ではなくて、ミクロでそれを経験しました。今回の犯人は、無職の人だったんです。つい4月に仕事が無くなって、こんなことをしてしまって、どうにもならなくなってしまった。寮付きのお仕事だったそうで、仕事が無くなり、住むところもなくなり、所持金は2万弱。
所持金て、お財布に入っているお金のことじゃなくて、全資産がそのくらい、と。うーーん、切ない。
見た目はそんな変な人ではなかった。会社員風の格好ではなかったけれど。仕事も無くなって、どうしよっかなーと思い、ついやっちゃったのでしょうか。(気軽に痴漢されても困るけどね)しかも、今回が始めてではないらしいのです。
余分なおせっかいだけどね、これで罰金だけじゃなくて懲役になってしまったら、さらに仕事に就きにくくなるだろうし、悪循環になってしまうのではないかと思いました。懲役って、本人の生活や気持ちを立て直す将来のためのものじゃないんですよね。やってしまったことへの償いであって過去の清算なんですね。この社会の仕組みは変えられないけれど、とても考えさせられてしまいました。そして、そのために検事や裁判官などが会話をして、人間の目で判断するんだと思いました。(弁護士は、また微妙。今のところの私の意見では。)
関係者が増えると大事(おおごと)になる
正直、ちょっとお尻を触られたくらいなら、私のことだったら電車を降りて会社に着く頃にはすっかり忘れてしまっていたことでしょう。今回も、そんな程度だったと思います。でもね、駅事務所に行って、警察にも行って5時間も取り調べを終えて警察署を出たときには、なんか、それ以上にとっても悪いことをされた気分になりました。
そして、本人よりも周りの人が深刻に受け止めているということも。この話をした時の女性の友達の反応と比べると、私がけろっとし過ぎなことは否めませんが、犯罪は犯罪なんだと思い知らされました。痴漢も明らかに犯罪だし、さらに、他の犯罪と比べても再犯の可能性やエスカレートするケースが多いそうです。そんな例をたくさん見ている刑事さんや検事さんは、厳しい目で見ていたようです。
今の自分の状況に感謝
私も地方出身で都内に住んでいる者ですが、幸いにして仕事に就いて経済的にはそれなりに安定しています。自分の出身地を離れてまで都市部で働くというのはどういうことなのか、改めて考えさせられました。そんな大きな覚悟をしてここに住んでいる訳ではないけれど、恵まれていることに気づきました。
気が向いたら、詳細を書くかもしれません。
ではでは。
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