厳密に言うと「骨髄の提供依頼」ではなく、提供準備の「コーディネート依頼」という趣旨の案内状です。ドナー候補者は私一人ではないかもしれないし、患者さんや私の健康状態などの都合でどうなるかは分からないけれど、できる限りの努力はしたいと思います。案内状によると、通常は145日前後の予定で移植をするらしいけれど、今回は80日前後を希望とのことで急いでいるようです。アンケートも早速書き上げたので、すぐに発送しようと思います。
ドナー登録に興味がある方は、こちらの骨髄移植推進財団ウェブサイト内の登録情報のページへどうぞ。実際の登録は、資料請求なんてしなくても、ちょっと大きめの献血ルームへ行けばすぐにできます。
ゴールデンウィークがあるので、スケジューリングのタイミングを逃さないといいのですけれど。というのも、連休明け一週間は良いのですけれど、次の週から5月末まで、2週間の出張に出掛けてしまいます。私も登録したときまで知らなかったのですけれど、型が一致する人が見つかってから、もう一度血液検査をして、面談もして、直前の健康診断をして、それでようやく骨髄採取となり、何度も足を運ばなければなりません。しかも、提供する側は数日間の入院をするらしいです。今の会社はフレックスだし有休も十分あるので、事情さえ話して業務に支障がなければ、何度も病院へ行くのも問題ないでしょう。しかもまだまだ入社したばかりだし、エンジニアの仕事は自分でスケジューリングがしやすいので都合がいいです。
登録をしたのは一年半程前です。なんとなく登録をしようかと思いついて献血ルームに立ち寄って登録をしました。こんなにすぐに型が合うとの連絡が来るとは思っていませんでした。年間に、何件くらいあるって書いてあったかなぁ。その登録をした直後に、友人の父親が血液の病気にかかってしまった話を聞きました。本人のお姉さんが白血球の型が合うことが分かったのだけれどご本人も年配で病気がちなためにもう少し改善してからで無いと提供ができないとのことでした。(その後移植を受けなくてもお父さんはかなり元気にしているようですが。でも心配ですね。)他に型の一致するひとが今のところ見つかっていないということだったので、確率の問題でなかなかうまく行かないものなんですね。ちょうど私が登録をした頃、本田美奈子さんのニュースを聞き、なんか鳥肌が立つようなどきっとする思いをしたのを覚えています。今も、地下鉄の駅で本田美奈子さんのポスターを見かけます。
あ、サイトに書いてありました。
日本では、年間2000人以上が骨髄移植を必要としている。
二割の患者さんがドナー候補者が見つからない。
しかも候補者が見つかっても実際に移植ができる割合はまた少し下がり、移植後にいい結果になる患者さんはさらに少なくなってしまうんだろうな。私は、大きな病気やけがをしたことが無く、風邪を引いても自然治癒派なんですけれど、これだけは親に感謝するのみですね。有効に私自身を利用してもらえればと思います。
実は、ドナー登録には母親が反対していました。数年前に登録をしようと思ったときに「やめたらぁ。」と軽く言われたのでそのときはあきらめました。登録時点では必要ありませんが、実際の提供となると家族の同意が必要です。今日母に聞いてみたところ、反対の理由は後遺症などの事後の私への心配でした。私もいい歳ですが、さすが母ですね。兄からの同意はすぐに取り付けられるでしょうけれど、以前の反対者には相談するべきだろうと思って、一応、きちんと、スジを通してみました。母の心配も分かりますし、骨髄バンク側は丁寧に説明をしてくれます。ネガティブな部分、例えばせっかく提供をしても患者さんの状況に寄ってはいい結果につながらないかもしれないとか、過去にドナーが最長で何十日も入院することになってしまったとか、パンフレットですでにいろいろと情報提供をしてくれているし、これからの面談で明確にしてくれることでしょう。今回のアンケートに、資料送付の記載欄があったので、実家に一通送ってもらうことにしました。
さて、なかなか経験できないことだし、自分からやりたいと思ってもできることではないし、ちょっと貴重な経験です。うまく提供にたどり着いて、患者さんの役に立てればと思います。楽しみだ。
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しつこい(?)けれど、もう一度。ドナー登録に興味がある方はこちらの骨髄移植推進財団ウェブサイト内の登録情報のページへどうぞ。登録はちょっと大きめの献血ルームでできます。私はその場では献血はしませんでした。ちょっと面倒くさいとか、自分の健康状態とかいろいろ考えて、自分は無理だろうとか思うかもしれませんけど、登録してみないと分かりません。私も登録をしてみて、話を聞いてみていろいろとわかってきました。依頼があってからお断りすることも出来ます(自分の気持ちが変わったと言うのも十分な理由です)。
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