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2010/10/19

2007/08/11

英語のフィールドテスト

先日、海外出張中に、ふと気が向いてしまって申し込んだ英語のフィールドテストの試験、行ってきました。”テストの試験”って、意味わかんない日本語ですが、試験の問題や形式が適切かどうかを判断するために、実際に受けてもらって調査をすることです。

試験の内容は、公開してはいけないのでここで書くことはできませんが、おもしろかったです。あれがテストでないのなら、ゲームですね。ゲーム会社の方、あんな感じのDSのソフト作ったら、売れると思います。「英語漬け」よりも高度です。GMATの過去の受験者として連絡が来たのか、TOEFLとして来たのかよくわからなかったのですが、おそらくあの試験内容はTOEFLです。何の試験のフィールドテストなのかも書かれていませんでした。

試験場に来ていたのは、私以外はほとんど留学生のようでした。平日の昼間なんで、会社員の私が来ている事が変なんですけどね。大学経由で受験者を募集したのかもしれません。

今思うと、長々と読ませるリーディングのセクションがなかったように思います。あれは、試験の形式がほとんど出来上がっているから調査の必要がないんですかね。試験問題の難易度の調整をするためのテストかと思ったら、受けてみて分かったのは、おそらくユーザーインターフェイスやチュートリアルなどの形式の改善が目的のフィールドテストのようです。

試験の回答率は.... 最悪です。これが本番のTOEFLだったらどうしよう。ぐずぐず、メタメタ、ボロボロです。まず、リスニング。おやおや、ですね。はははっ。のっけから、強いオーストラリアアクセントで猛スピードでまくしたてられました。「・・・・」何一つ答えられません。リスニングは人並みに大丈夫だと思っていたのですが。

スピーキング、プログレスバーのようなものがパラパラパラ、と動く間にしゃべるらしいのです。最初は、いつ録音が始まったのかタイミングがつかめず「.........」、沈黙。問題文を読み続け、”あとxx秒で始まります。”のカウントダウンを見つめ、プログレスバーを見たらおしまいでした。あぁ。その「あとxx秒」が、録音の開始時間までなのか、録音そのものの時間までなのかが、さーーっぱりわかりませんでした。次は、よし、としゃべったら、まだまだプログレスバーが残っているではありませんか。しゃべりはじめが早すぎた。これじゃほとんど録音されてないよ。はぁ〜。

どのセクションも、質問の形式に慣れた頃には終わっています。説明が全てディスプレイに表示されるので、読まなければいけません。っていうか、読めば戸惑いも少ないのか。ま、私の英語の理解力って言うのもあるんですけどね。あーー、それにしても、直感的でないインターフェイスです。”英語力だけでなく形式に慣れなければ高得点が取れない”と、英語の試験では良く言われますが、その通りだと思います。あの形式が改善されなければ。

終わった後のアンケートで書いてやりましたよ。いつしゃべっていいのか分からんかったって。試験会場を出てお昼ご飯を食べながら思いつきました。”ピッ”って音を出してくれるだけで正しくしゃべり始める事ができるだろうと。自信があります。あのよくわからん画面上のプログレスバーなんてどうでも良くて、ただ”ピッ”って言ってくれるだけで、正しくしゃべり始められます。人間の動作って微妙ですね。(ソフトウェアのユーザーインターフェイスを考えている時と同じですね。)

でも、聞いてタイプする、聞いてしゃべり返す、といったプロセスはとても良い訓練になります。ゲーム会社さん、ぜひぜひ作って欲しいです。

試験後にもらった紙切れに”なんかあったらここに連絡くれ。”というメールアドレスがありました。”ピッ”ってして欲しい件、送ってみようかな。今後の学生諸君に役に立って欲しいなぁ。そうそう、そして、お小遣いはUS$75.00相当らしい。

もうちょっとキバってくれてもな、いいのにな。

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