あまりもめ事の無い親子関係ですけれど、今回ばかりは真剣に考えています。骨髄提供について、親と喧嘩気味です。
例えば、昔のことですが大学進学のこと、転職のこと、まだ将来のことですが結婚のことなど、もし親が反対だったとしても、その結果が私自身の望ましい状況になるのであれば親も納得してくれるのだと思います。しかし今回の件は、親の望まない判断をした場合、私自身にそれほどのメリットが見られないのが一番の争点です。
親の意見は、まだ人生(一応)前半で店先に売れ残っている状態(笑)なのに、何かの苦労を抱えるかもしれないことはできるだけ避けて欲しい、というもの。そして、子に対する親の考えとしてはとても真っ当な意見で、見ず知らずの人の為に、自分の子が犠牲になるかもしれないようなことはして欲しくないとのこと。(ちなみに、私の親は私から見てもとても前向きで、平和的でわりと保守的で、なんなら人がよすぎるところがあるくらいですが、私があれこれと、親が思いもしない事をやりたいというときにも常に理解をしてくれている人達です。)
一方私は、たいした苦労もせずに非常に健康に生活をさせてもらい、自分の生活は自分でなんとかできるようになっているので、私なんかで役に立つなら何かに協力したいという気持ちです。それこそ今回のように限られた人にしかその強力のチャンスが無いことに当たりくじを引いたのだから、その機会は利用したいくらいに思っています。
出張に行く前にも、何度も電話で結論の出ない話しをしていました。そのときに、今回ばかりは親は折れそうにないなぁと感じていました。しかし2週間が経ち、今週ニュースで、何人かの人がそれぞれの苦労があって命を無くしたことなどを聞くと、やっぱりなんとかしてあげたいなぁという気持ちになりました。そして親に電話し、撃沈。あ、いや、まだ沈んではいません。ガチャンと電話を切ってやりたい気分でしたが、低い小さな声で、ありったけの不満をまき散らしたトーンで、「わかった、意見だけは聞いて考えます。」とだけ言って電話を切りました。”仕方が無い、あなたに従ってやろうか”という意味合いですね。でも、全然納得できていません。
そんなこんなで、今週もう2度程骨髄バンクの方から連絡をいただいているのですけれど、折り返しの電話ができずにいました。明日こそ連絡をしなければいけません。
2 件のコメント:
ご両親はusagiさんのことすごくすごく大事なんだね。どの親もそれくらいとは限らないでしょう。ぶつかるのは嫌なことだけど親の気持ちをしっかり感じられるというのは貴重だね。
usabunはusagiさんがいろいろ突拍子もないこと決めたり困ったことになったりしても、ちゃんと味方だー、というか助けにならないかもしれないけど助けになりたいし応援してるよー。
usabunさん:
大事と言うか、売れ残りに対する焦りかもしれないですけどねー。
いつも頼りにしてるよ。usabunさんもね、いつもおもしろい考え方を私に教えてくれてるんだよ。
コメントを投稿