「断食」=「ramadan(ラマダン)」かと思っていたら、ラマダンとはイスラムの暦での9番目の月のことで、その月に断食をするのだそうでちょっと意味が違っていました。食事をとらない習慣のことは「fast (fasting)」だと教えてくれました。日の出から日没まで一切口に物をいれないので、水も飲みません。そしてこのイスラムの月は一年に10日ずつずれて行くのだそうで、来年は9月のうちに始まるそうです。そして、夏にこの断食をしなければ行けないのが一番辛いと言っていました。ちなみに彼女は、今朝、日の出前の4:00に起きて食事をとったそうです(笑)。
クラスメイトにもトルコ人がたくさんいます。もちろん彼女達もアルコールは飲むし、ちょっと豚肉が何かに混じっていても食べちゃいます。クラスには一人だけスカーフをしている子がいます。毎日のお祈りはしないしお酒もOKなのは知っていたけれど、断食なんかもしないのかと思っていたらちゃんとやっているし、人によって丁寧さの度合いが違うとはいえ面白いです。イスラム教やトルコ人の友達は初めてなので、今まで知らなかった面白い話がいろいろ聞けます。
- ラマダンの時期が、年々ずれて行くこと。(夏は本当に大変そうです。)
- トルコの学校では、スカーフが許可されない
- スカーフの下は詰め物!
それと、そのクラスメイトの頭の形が後頭部がふっくらしていて髪が長いんだろうな〜と思っていたら、形をきれいにするためにスカーフの中には詰め物をしているんだそうです。だまされた!彼女の髪は肩に付くか付かないか程度だと。女性には髪を見せていいらしく、スカーフを被っていないときの写真を見せてくれました。青い瞳の子なのですけど、髪もブロンドで、スカーフをしているときよりもよっぽども若く見えてかわいらしいです。もったいないなぁ。
スカーフに対する違いもありますし、男女に対する違いもあるような気がします。私が知っている限りで5人のトルコ人学生がいますけど、みんな女の子です。男はいません。やはりトルコ国内では、女性に対する教育の機会が制限されているのかもしれません。
--- 後日談 10/3/2006
トルコ人のルームメイトが教えてくれました。トルコ政府がスカーフ着用を禁止している理由は、政治と宗教を切り離す目的だと。一部の人が主張のシンボルとしてスカーフを被っているので、それをなくすために公共の場でのスカーフ着用を禁止する法律が作られたとのことです。でも、宗教の自由や服装の自由はどうなるのでしょうか。政治は直ぐに変わる物じゃないから、経済が変わったときに政治がようやく追いついてくるのではないか、早く状況が変われば良いというのがお互いの共通の意見でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿