微妙な表現、シカゴ郊外。シカゴから車で30分程度かと思っていたら、1時間近くかかりそうな距離でした。私がシカゴのダウンタウンまで行った時は、トレーニング受講者のシカゴの人から、街じゃ駐車場を探すのが大変だから地下鉄で行くのが良いよと言われたので、車で30分くらいで地下鉄の駅へ行って、そこから30分くらいかけてダウンタウンへ行きました。待ち時間をあわせたら1時間半は十分にかかっていましたね。
その先日の出張時の写真をばぁーーっと載せてみます。
着いた昼間はそこそこ晴れていたのですけれど、滞在中ほとんどが曇り空。雨が降った日もあって、しかもそれが日本の雨みたいにぱらぱらとずっと降り続けた日もありました。
夕方に、時差ぼけ解消にホテルの近所を歩こうと表の通りに出たら、なんとものんびりと、鴨の御一家が寝床を探しに移動中。通り抜けようとした私に、「シャーーー!」っと攻撃を仕掛けてきました。ちっちゃなひな鳥がいるせいですかね。このあと、悠々と、車の通りを横切って池を目指していました。
一週目のトレーニングを終えた週末、車で20分程度のところにあるOak Parkという町に行ってきました。Frank Lloyed Wright、と言ってもピンと来る人は少ないかもしれませんが、東京にある帝国ホテルの建築デザインをしたアメリカ人、その人が一時期住んで、デザインした建物がいくつも建っている町です。「老人と海」を書いたヘミングウェイが産まれた町でもあるようです。
来る途中の高速道路で、高速から高速への乗り換えのときに、「Ramp Closed」という看板を見て、その入り口に赤いランプで大きなバツ印「X」を見て、やばい?もしかして?と思って、慌ててその出口を避けて直進しました。(rampは高速に乗り入れする接続の道)
1キロか数百メートルか手前にあった警告の看板を見てからその短時間に、「Ramp? Closed?今はそっちへ行けないってこと?高速の入り口が閉じるって工事中?でも他のルートなんて、知らないよ。」「まともま地図は持ってないし、このGoogle Mapの経路の案内だけじゃ、このルートから逸れたらおしまいだし。うぉーー!、たどり着けないならまだましだけれど、迷子になるのかぁ?」とあれこれ考えて焦るばかりでした。
そしてその出口を脇目に通り過ぎると、すると、1,2台の車が、そのClosedの看板を通り抜けて先へ行くではありませんか。あれ?どういうこと?ますます混乱です。その先でなんか言われるかもしれないけど、ま、行けるなら行ってみようと、その先でUターンして、また次の出口でUターンして、再チャレンジ。そして、先を行く1台の車に続いて、Closedの看板の下を先へ進みました。いったい何だったんだろう。知らない国で初体験の時は、人のマネをする、基本ですね。
この週は、たまたま、Frank Lloyed Wrightの建築の年に一度のイベントの日でした。たいていが個人所有のお屋敷なので、普段は外観しか見られないのだけれど5月第3週の土曜日だけ特別に公開されるらしいのです。山ほどの観光客が、1時間待ちは固いだろうと言う行列を作っていました。事前にネットでチケット入手する必要があるらしく、私は普段から一般公開されている建物一つだけしか建物の中を見られませんでした。近くの公園でベンチに座って本を読んでみたり、のんびりと休まる週末でした。天気も最高だったし。
このFrank Lloyed Wright、ちょっと調べてみるとおもしろいことが見つかりました。彼のスタジオと自宅だった建物へ入ったときには、各部屋でボランティアの人達が部屋の由来やデザインの詳細を説明してくれました。その10近いそれぞれの解説のうち、半分以上で"Japan"か"Japanese"という言葉を聞きました。それだけ日本の建築デザインに影響を受け、数年間滞在もしていたようです。彼は建築家として有名になった矢先に、不倫でヨーロッパへ逃避行をしてしまい、2年ほどだってからアメリカへ戻ってきたときには、名声も何もが崩れ、全く仕事が無くなってしまったようです。帝国ホテルなどの日本の案件はその逃避行の後のようです。こんな話は、財団から派遣されているボランティアは教えてくれる訳も無く、その日ホテルに帰ってから知りました。
今回の滞在で、何が一番よかったかって、車がある生活です。空港に着いてすぐにレンタカー屋へ行き最初に交差点へ出た時は、教習所依頼の緊張で走らせていましたが、2日もすれば、初めての高速以外はどこでも、ちょっとくらい知らない道もすいすい乗り回していました。
ちょっと晴れた日の夕方。夕方と言っても6時前くらいでもかなり明るいです。
晴れた日の朝。今回は時差ぼけがひどくて、夜12:00くらいまで普通に過ごせた日でも、次の朝5:00に目が覚めてみたりばらばらでした。でもおかげで、早起きの気持ちのよさを改めて実感しました。
ちょっと曇りの早朝。
滞在最後の金曜日、全てのトレーニングが終わった後。疲れたからのんびりして、近くの公園で芝生の上で本を読むか、ジョギングなんかをしてみるか、どうしようかと思ったけれど、ここまできてシカゴの街に行かないのもどうなんだろうと思って、疲れた体にむち打って、ダウンタウンまで行ってきました。"Beautiful city."と誰もが言っていたけれど、そのときはどってことない?って思いました。ま、湖の水はまさに水色できれいでした。さすがにカリフォルニアの青い海のある景色と比べるとそう思ってしまったのかもしれませんが、でも今思うと、やっぱりきれいだったかも。湖があって河があって、街の建物や高層ビルもデザインが良かったし、冬や夜の景色も見てみたいな、と思いました。
なにせ、金曜日の仕事を終えてからあわてて道を調べて行き先の目星をつけてから出掛けて、たった3時間しか滞在していませんでした。でもでも、行ってよかったです!
そう言えば。Oak Parkへ行った同じ道を通って地下鉄の駅まで行ってから、電車でダウンタウンへ向かいました。そして、前の週と同じように「Ramp Closed」のサインと入り口に「X」のサインがあり、でも余裕で突破できるつもりでした。するとすると、その出口の先に大きな赤と白のシマシマ模様のバーがどーーんと構えて道を塞いでいるではありませんか。どういうこと?危うくそっちへ行くところでしたが出口をやり過ごし、直進です。やばい、またしても他のルートを調べていません。なんとか他の入り口にたどり着けないかと、走りながら乗りたかった高速の番号を何度も確認して、何度も頭の中で唱えて、先へ進みながら、思いつきで出掛けた罰が当たったのかな、と思いました。ダウンタウン方面の東へ向かっている事、乗りたい高速の南側に自分がいる事などをチェックしながらうろうろと進むうちに、乗りたい高速の番号の標識「290」を見つけました!サインに従って、道を左折して右折して、元のルートに戻ってくることができました。いったい、何だったんだろう、あの「Closed」のサインは。
2 件のコメント:
こんにちは
次のNY旅行は帰りがシカゴ経由なんです。
しかもラガーディア→シカゴ→成田の乗り継ぎが30分しかないの…
多分乗り継げませんよね(^^;;
シカゴ観光ができちゃうかも…なんてお気楽に考えています。
noryさん:
あの巨大空港で、30分はきっと無理ですね!12時ちょっと過ぎのシカゴ発の便です?そうすると3時台あたりもう一つの直行便が可能性がありますよね。もしその3時台のフライトなら、お泊まり?ですかねー。
もしくは、Frequent Flyerの特別待遇で、担当者が付いてくれて「こっちですっ!」とか言われて走らされるかもしれませんね。
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